完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この連載記事に向いている方
- これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
- 長文でも読破してやるぜという意気込みの方
この連載記事に向いていない方
- ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
- 業務用マシンを使っている方
- 長文にどうしても耐えられない方
~準備編~第12回「【改善4・効果中】ミルのバージョンアップ」
悩んだ末に自分で選んだ愛着もあってタイムモアのミルは世界一ィィィィィ!とか勝手に思っているのですが、数多のトラブルですったもんだしているうちにいつの間にか「SLIM plus」にバージョンアップされてまして、よりエスプレッソ向けになったとの情報が入ってきました。
正直同時に2つもハンドミルは必要ないわけですが、例えばドリップとエスプレッソで豆を使い分けられたらその都度分解清掃をしなくて済むかも・・・という言い訳を思い付いたことと、時系列的には偽クレマ問題の渦中にあり改善のためには藁にもすがる思いだったことからついポチってしまいました。テヘペロ2!
新旧SLIMの性能については、はっきり言って別物くらいの差がありました。特に豆を挽く速度!通常、我が家のエスプレッソ向けの極細挽きは旧SLIMでクリック9という設定で20gを挽くのに250〜300回転は必要(結構しんどい!)だったのですが、新SLIM(plus)の方はクリック7(より細い)まで攻めた上で100回転強で挽き終わります。挽き応えは相応に重く感じられますが、まさに我が軍は圧倒的ではないか!
クリック数と細さの関係は臼刃の世代間で若干違うようですが、実際の触り心地からして明らかにきめ細かさがアップしています。
より細く挽けるようになったおかげで、エスプレッソの風味向上(より適切な抽出と呼ぶべき?)はおろか、クレマの量や滑らかさもアップする効果覿面ぶり。購入が偽クレマ問題の改善後であれば、ミルクの対流の改善にも一役買ったと考えられます。ミルの性能はエスプレッソの出来を下支えする地味ながら縁の下の力持ちって感じでしょうかね。
次回「準備編・第13回(【改善5・効果小】スチーム時の温度管理の厳密化)」へ続く・・・