【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第19回「【まとめ】家庭用マシンでトロトロ濃厚エスプレッソ」【全20回】
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この連載記事に向いている方
- これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
- 長文でも読破してやるぜという意気込みの方
この連載記事に向いていない方
- ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
- 業務用マシンを使っている方
- 長文にどうしても耐えられない方
~準備編~第19回「【まとめ】家庭用マシンでトロトロ濃厚エスプレッソ」
さあ、これまでの記事を数えてみたら軽く25000字近い論文級の長さのこの駄文たちですが、それは、
「手っ取り早くトロトロ濃厚エスプレッソとふわふわクリーミーなカフェラテ・カプチーノを家で気軽に飲みたいだけなんじゃ、ボケェ!」
という自らの魂の叫びに反する、まさにあるまじき所業でしたので、時短で概要だけ読みたい方のためにトピックを簡単にまとめたいと思います。ちょっと補足もあるかも。
■筆者の抽出機材一覧(抽出に使用する順番で表記)
・デロンギ社製エスプレッソマシン(ECP3220J)
・謎のデジタルスケール(0.01g単位)
・タイムモア社製ハンドミル(SLIM / SLIM plus)
・謎のタンパーマット
・NEOUZA印のボトムレス・フィルター(51mm用・付属フィルターは18g)
・NEOUZA印のドーシング・リング(51mm用)
・NEOUZA印のディストリビューター兼タンパー(51mm用)
・お湯受け(筆者はハリオ製のミルクフォーマーCQT-45BR付属のカップが便利なので愛用中)
・IKEAのカップ&ソーサー(ヴァルダーゲン)
・コーヒーの残滓受け(100均等のプラスチックケース)
・謎のノッキングボックス
・抽出口の掃除用具(NEOUZAのボトムレス・フィルターのオマケ品)
■筆者の抽出手順
- エスプレッソマシンの電源をオンにする(本体を温めておく)
- ハンドミルをデジタルスケールに乗せてコーヒー豆を計量(フィルター18gを基準に豆の状態を見て微増または微減)
- ハンドミルでコーヒー豆を挽く(SLIMでクリック9、SLIM plusでクリック7)
- ドーシング・リングを乗せたボトムレス・フィルターに挽いた豆の粉を入れる
- リングの内周に沿って円を描くように親指などでグニグニと粉を押し込んでおく(真ん中はお好みで盛り土のように?)
- ドーシング・リングを外してボトムレス・フィルターを床と水平な面に接地し、ディストリビューターをはめて重力に任せる感覚で数回転させる
- ディストリビューターをひっくり返してタンパーとして地面と水平方向に豆の粉を手のひらなどでグッと押し込む
- エスプレッソマシンの抽出可能ランプが緑になっていることを確認し、一度お湯出ししておく(この時、緑ランプが消えたら再点灯後に再度お湯だしがいいかもしれません)
- ボトムレス・フィルターを本体に装着し、抽出口の下にデジタルスケールを置いてその上にカップを乗せる
- 念のため緑ランプが点灯中なのを視認してからスイッチを抽出に切り替える
- 必要量(筆者の場合は20〜40cc程度で豆に合わせています)を抽出する
※この時、チャネリングやゴールドストリーム、スプラッシュ、複数のストリームなど抽出時のトラブルが出た場合は3〜7番の工程を見直す - 濃厚トロトロエスプレッソの完成
- スイッチをスチームに切り換え、抽出後のコーヒー粕がクッキーになった頃合いを見計らってノッキングボックスにポン!
- 抽出口に残ったコーヒー粉をブラッシング清掃
次回「準備編・第20回(【まとめ】家庭用マシンでクリーミーなミルクスチーム)」へ続く・・・