【日本最速レビュー】HiBREW H10A【神機?】(家庭用 高性能 エスプレッソマシン)
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「HiBREW H10A」日本最速(?)レビュー
ろくすっぽブログも更新せず、長らく沼っていた理由・・・
それは浮気です。
いきなりカミングアウトしてなにいってだコイツと思われるかもしれませんが、浮気と言っても、エスプレッソマシンの話。
はい、一時的によそ様のマシンに熱を上げておりました。いわゆる魔が差したってヤツです。ええ。
以前、神コスパのグラインダーHibrew製「G5」の日本最速レビューをアップしましたが、その繋がりで面白いものを見つけてしまいましてね。。。
こんなエスプレッソマシンが3万円前後で手に入るとしたら、コスパは間違いなく世界最強クラス。そりゃ否応にも食指が動くってもんだす。その名はHibrew H10A。またもやアリエク神様降臨です。
しかーーーしっ!結論から言っておきます。
今からざっくりレビュー(だ~れも書かないから、これも日本最速?)を良し悪し書いてはいきますが、ECP3220Jはこれからも最前線で使っていきます。いや、むしろ使い続けなければなりません(意味深)
沼った期間が異常に長かったのは、51mmから58mmに移行した7mm差分の自己キャリブレーションと申しますか、いろいろと規格の違いに苦心しておったからなのですが、実はエスプレッソ道におけるとんでもない壁にぶち当たっていたからでもあります。
それは追々語るとして、まずはHibrew H10Aの簡易レビューから。
今はクラウドファンディングで新機種Hibrew H10A Plusも出たようですが、主な違いは抽出圧のパターン追加くらいでしょうか。って何気に良いの付いてるし。。。まぁ、こういうのは時の運、とりあえず良しとしましょう。



Hibrew H10Aは、前述のように、業界標準の58mmのフィルター採用、抽出温度を設定可能なPID搭載、秒数を指定して低圧で蒸らしを行えるプレインフュージョン機能搭載、5ml単位で抽出量を設定できるなど、デロンギ社ECP3220Jには無い機能てんこもり。機能性だけ見れば業務用に近い夢のようなエスプレッソマシンです。それと忘れてはならないのが加熱方式が従来のボイラー方式ではなく、デロンギ製Dedicaのようなサーモブロック方式(実際は少し進化したサーモコイル方式)ということ。あっという間に設定抽出温度に達するのも家庭用途には理想的です。
筆者の購入時の価格は3万円弱。これだけの機能を備えたマシンを他のメーカーで買おうと思えば、最低10万円は下らないことを考えると、もはや激安の域を超えてむしろ怖い!
追記:大事な前提条件をすっかり忘れていましたが、この商品。日本向けの商品ではないので、当時、購入したのは日本の電力環境に一番近い米国向けの120V仕様です。日本国内では100Vが標準ですので、120Vに昇圧するアップトランス機器が必要になります。悩みに悩んで購入したのは日動工業のM-20Sという商品。2000Wと大容量ですが、この手の商品は長時間使用の場合、7~8割くらいの実効性能で想定すべしとの口コミを信じ、2000W×7割=1400WがHibrew H10A(1350W)に対して最適解だと判断しました。何の問題もなく快調に動いております!超オススメ!
まず、驚いたのが電源オンから20秒くらいで設定温度に達すること。旧来のボイラー方式でこうはいきません。最低10分~20分くらいは放置しないと暖機も含めて整いませんから。ここはサーモコイル方式バンザイといったところでしょうか。
次に、58mmのフィルターバスケットについて。これ、実は筆者が一番試してみたかった部分です。すなわちフィルターの規格の差が味にどれほど影響するのかという検証を、高額な業務用マシンを買わずとも出来るということ!
ECP3220Jほかデロンギ製品で採用されている51mmに対する58mmは、コーヒーパックの直径が増える分、同じドーシング量だと薄っぺらくなってしまうので、単純にその量を増やしたり、挽き目をより細くしないと抽出時の抵抗=パックレジスタンスが不足して未抽出などトラブルの原因になります。
筆者としては、58mmに移行した際に使用豆量20g以上で抽出される味がどんなものかも知りたかったのですが、本体付属の標準バスケットは筆者使用豆で17~18gほどしか入らなかったので、別途バスケットを追加購入。しかし、51mm時と同じ挽き目のままではドバドバ&ピロレロの未抽出オンパレード。やむなく挽き目をかなり細めに設定して抽出が落ち着いたのですが、、、果たしてそのお味は・・・
んー、なんか無難にマイルドな味?
ネガティブな苦味が少なくなって、丸みのある飲みやすい味わいのエスプレッソが抽出されるのはまあ良いのですが、20gの増量効果もなんか味が濃ゆくなっただけのような。。。一抹の不安がよぎります。
物足りなさを感じつつも、必要な苦みを強調する意味で抽出温度を高めにしてみるべと、さっそくPID機能を駆使。90~95度の範囲で1度単位で設定できるとな、フム。取り急ぎ、95度ならどうなるかなっと。

うーん。なんとなく苦みの輪郭がボヤっと強調されたような気がする。気はするけどイマイチしっくりこない。温度を低くしても酸味が際立って強調される、、、わけでもない。
んー、なんぞ、これ?
※本音は85度くらいまで下げたいけれど下限値が90度と高め。
では、抽出効率を上げて味の芯を引き出してみるべと、プレインフュージョンをいじってみる。どうやら1~10秒の間で設定できるらしい。フムフム。長めの10秒ならなんか変化するやろと期待するも、半端に抽出時の抵抗=パックレジスタンスが増えるせいか、抽出時間が間延びして味が詰まったような。。。芯が引き出されるどころか、むしろ味の輪郭が尚更ボケてしまう気がします。

まあ、最終的に飲みたいのはカフェラテなので、気を取り直してスチーム機能について。スチームノズルは業務用っぽい金属製で、125~150度の範囲で温度設定も可能という嬉しいオマケ付き。さっそく使ってみると、んん・・・なんか勢い弱くね?蒸気圧が低いんか?まあ、その分、温度上昇も緩やかできめ細かくスチーミングできるから悪くはないんやけど、、、(ラテアートには向いてるかも)。

残念ながら、58mmの業務用イメージから想像するハイパワーなスチーム力とかは皆無でした。ここは少しガッカリ。。あと分かってはいましたが、スチーム完了時にミルクがノズルに焼き付きますね。毎回、濡れ布巾でゴシゴシ掃除するのは正直ダルいし、熱い!
なーんか、いろいろ設定を煮詰めても、うんま!これ、うんま!っていう感動体験が一向に近づいて来ないんですよね。ボヤーっとした味がまとわりつく感じ。スキル不足と言われれば、そこまでなのですが。。。
でもね、この味の感覚、実は覚えがあるんですよね。
今まで飲んできた有名カフェのエスプレッソ/カフェラテと味の方向性がそっくり(笑)
実を言うと、筆者はいわゆる業務店のエスプレッソ(専らカフェラテ)の味を美味しいと思ったことがほとんどありません。ただ、その味が生まれるロジックを知らないまま、批判のための批判をするのは、何となく漢らしくないなあとは思っていたので、今回、その検証も兼ねてリスク込みで業務用マシンと仕様上の共通点の多いHibrew H10Aに手を出したわけですが・・・これって、もしや・・・いや、まさか・・・
58mmがいまいちなんじゃね?
さすがに、それは言い過ぎかもしれませんが、58mmフィルターで淹れるカフェラテは、水彩画のような優しいタッチの味わいなのに対し、愛機ECP3220Jの51mmで淹れるものは、油絵のような荒々しくも繊細な味わいという印象です。
さて、Hibrew H10Aを購入して早10ヶ月以上。あまり考えないようにはしていたのですが、沼って沼って沼りまくって、デロンギの51mmで淹れる方が好み(エスプレッソ/カフェラテ共に)という結論に達しました。ただし、個人個人の好みを否定するつもりはないので、業務店風の味を好む方にとって、当機種はたぶん現時点で世界最高にコスパの良い家庭用エスプレッソマシンとして間違いなくオススメ出来ます。
はぁ・・・(ため息)
周辺機器とかアクセサリーも58mmでいろいろ揃えたのですが、一旦は静かな眠りにつき。。。我が家のホームカフェ空間では、ECP3220Jが華麗なる復帰を遂げています(笑)
これは、"ECP3220Jと添い遂げろ"という神様からの思し召しなのでしょうか(汗)
でも、諦めずにこれからも沼っていきます!よろしくどうぞ!
関連記事
【補足】ECP3220J特化!スチーミング法(詳細編)with 水抜きボイラー騙し【有料級】
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
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- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
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【補足】ECP3220J特化!スチーミング法(詳細編)with 水抜きボイラー騙し【有料級】
いや~、訳あってブログ更新をサボり過ぎておりました。
原因は相変わらずの「沼」でございます。今回は片足どころか両足を突っ込んでおりました。。。

それはさておき、予告しておきながら長らく公開できていなかったECP3220Jの「スチーミング法(詳細編)with 水抜きボイラー騙し」ですが、、、
決して出し惜しみではなく、どっぷりと沼りながらスキル向上し、むしろ記事をアップしようとした時点から大幅に精度と完成度を上げてお届けします。
しのごの言わずに手順を列挙していきます!

◆抽出編◆
(1)本体内のウォータータンクに十分な水が入っていることを確認する。※2杯取りなら出来ればMAX線近くまで。
(2)本体スイッチを「スチーム」に切り替える。
(3)スチーム準備完了のランプが点灯したら、ポルタフィルターを本体に装着し、「抽出」にスイッチを切り替える。5~10秒ほどお湯出し(抽出用のカップで受ける)したら取り外して、濡れたポルタフィルターを厚手のタオル等で拭き上げる(激熱なので要注意)。カップはそのまま置いておいても避けても良し。
※この工程はポルタフィルターとカップを温めて、抽出時の液体の温度変化を軽減するため。
(4)完全な暖機のため、本体スイッチを再び「スチーム」へ切り替える。出来ればこのまま10~20分ほど放置する。温度の確認のためサーモシール等を用いても良い。※季節≒室温によって所要時間が変わる。
(5)暖機を待っている間に豆を適量挽いてポルタフィルターに詰めておく(RDT=静電気対策 → WDT=地ならし → タンピング → お好みでパックスクリーン)。※当サイトではボトムレスフィルター推奨。
(6)暖機が完了したら、一時的にボイラー内が抽出には過熱状態となっているので、一度温度を下げるために本体側面のノブをスチームノズル側に切り替え、スチームランプが消灯するまで抽出(=排水)する。受ける容器はコーヒーサーバーなど高さのあるものがオススメ。※排水したお湯はカップに足し湯するなど有効活用するとエコ。
(7)排水完了と同時に本体スイッチを「ON」に切り替え、ポルタフィルターを装着し、スケールとコーヒーカップをトレイに乗せる。抽出準備完了のランプ点灯後、本体スイッチを「抽出」に切り替え、適量抽出する。※抽出前にはお好みでプレインフュージョンを行う。
(8)抽出完了後、スイッチを「オフ」にし、すぐにノブをスチームノズル側に切り替えると、経路~ノズル内に溜まった余分なお湯が排水されるので容器で受ける。
◆ミルクスチーミング編◆
※スチームノズルは改造編でお伝えした「マグニフィカS用のスチームノズル」への換装がオススメ。ノズル先端の角度は本体を正面から見て6時方向、本体右側から見て概ね7時半方向。ミルクの回転軸に関わってくるので結構重要です。


(9)容器で受けたお湯を捨て、再度ノズルの下に設置。【★ここから水抜きボイラー騙し発動!】ノブはスチームノズル側にしたまま、本体スイッチをスチームに切り替える。勢いよくお湯と蒸気が混じって排出されるので、容器で受けながらほぼ蒸気だけになるのを待つ(※)。その間、ミルクジャグに冷えた牛乳(ECP3220Jは、170ml辺りがMAX)を注いでおく。
※ノズルが開放されているので、スチームランプが点灯することはない。
(10)ほぼ蒸気だけになったら本体スイッチを一度「オフ」にし、スチームノズルから排出される蒸気の勢いが体感上3分の1くらいに落ちるまで待つ。そこから再度本体スイッチを「スチーム」に切り替える。ほぼ蒸気の状態が維持されているのを1~2秒ほど確認しつつ、すぐにノブを閉じる。
(11)素早く受け容器をのけ、牛乳入りのミルクジャグを15~30度ほど右に傾けたまま、正面向かって15時方向のジャグの縁から内側に1~1.5cmほどの位置にノズルを1cm程度沈める。

(12)即座にノブをスチーム側に開放し、ピシューという音と共に回り始める液面を確認する。2~3秒して回転速度が上がってきたら、ジャグを0.5~1mm単位でゆっくり下げていき、空気がズズズッ(※)と入り込む位置にずらしていく。
※家庭用エスプレッソマシンのおまけスチーム機能では、よく解説サイトに載っている「チチチッ」という音では十分に空気が入らず、温度上昇の方が先に来てしまうため。ただし、ゾゾゾッという低い音が鳴ったら一気に空気が入りすぎ。
(13)必要な空気量を取り込み、液面が上昇してきたら、液表面の粗めの泡を渦の力で潰しながら回転運動の深部に取り込むためにノズルを液面近くまで持ってくる=ジャグを少し下げる。
(14)液表面がきめ細かくなったら、あとはミルクの温度が適温とされる55~65度(筆者の好みは55度)になるまで回転運動を維持する。その際、両手のどこかをポルタフィルターの持ち手や本体底部などのパーツに触れて固定するとジャグのブレが安定します。液面が暴れすぎるようなら、ノズルをY軸かZ軸に動かすと安定しやすい。なお、回転軸は完全な横だと泡同士がぶつからず潰れていかないため、少し斜めを意識する。
(15)ミルクが狙った温度になったと感じたらノブを閉じて、ノズル内の残留ミルク排出のため一度空ぶかし(容器で受けても可)。
(16)時間を置かずにミルクジャグ底面を軽くトントンと机等に打ち付け、ミルク内に残った大きめの泡を潰しておく。ジャグをスワリング=ワイングラスのようにぐるぐる回してフォームミルクとスチームミルクを馴染ませる。
(16.5)そのミルクを別のジャグに注ぎ入れて(16)を再実行することで、単一のジャグ使用時よりフォームミルクが全体に分散して、ラテアートしやすい下地が整う。
(17)仕上がったミルクを、抽出しておいたエスプレッソに注いでラテアート!
これが、現在(2024/10)の筆者が行っている手順です。豆の設定に問題なければ、成功率は100%を誇ります。ところどころ、なぜにそないけったいなことすんねん!?的な部分をさらっと書いてますが、その辺は結構ディープなスキルが関わってくるので、また別記事で!アディオス!
【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~トラブル解決編~「真ボイラー騙し、爆誕」
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
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~トラブル解決編~「真ボイラー騙し、爆誕」
前回ブログの蒸気圧問題については、正直、9割9分諦めてたんですよね。ECP3220Jのスペックの限界っぽかったですし。
さらに連日不毛な検証と試行の繰り返しですでに限界が来ていたので、もう他の機種でも買おっかな~と半ば自暴自棄状態。
ところが、物色も兼ねて眺めていたYoutubeでたまたま流れてきたとある海外動画、そのワンシーンに筆者の目は釘付けに!

Tips and Tricks for Single Boiler Espresso Machines - YouTube
4分15秒辺りのイメージ映像をご覧あれ。
見た瞬間、もしや!と思いましたね。
キーワードは"Make more room for the steam."
(蒸気のためのスペースをあける)
日本国内のブログ等ではほとんど言及されていなかった(?)、水抜きしてボイラー内に蒸気を貯めるための空間を予め確保するという発想。
もしかすると物理をかじったことのある人には常識レベルなのかもしれませんが、もしイメージ通りなら、圧力の向上と持続力の両方が手に入る魔法のような手法です。

更にやり方も至って簡単。スチームONの直後にバルブを開放してスチームノズル経由でボイラー内の水分を排出するだけ。
(動画内ではバルブの開閉で5秒くらい排水しては蒸気を溜めるを必要に応じて何度か繰り返してもよい、と言ってるようにも聞こえますが)
え?水抜きならいつも空ぶかしでやってるじゃん?と思った方、それはスチーミング開始直前のノズル内(及び経路)の水抜きです。
今回は、エスプレッソマシンが蒸気を作る「前段階」で「ボイラー内」の水を一部(?)抜いておこうという意図によるもの。
動画内で使用されているのは他社製の中位機種ですし、同じ構造かどうかも分かりませんでしたが、とにかく追い詰められたイタチの最後っ屁のつもりで出来ることをやってみようと試してみたところ、、、
ドンピシャ、キターーーッ!!!
ボイラー騙し、完全復活!!
撹拌途中でランプ点きません!
ついにボイラー騙し強制無効化のキャンセル成功です!(感涙)

超絶に気分が良いので、従来の裏技と区別するために
勝手に命名「水抜きボイラー騙し」(まんまやがな!)
教えてくれた海外動画(Whole Latte Love)の中の人、ホンマおおきに!
正直、前回のブログで立てた仮説がどのようにクリアされたのか、、、はよく分かっていませんが、とりあえずは結果オーライ。晴れて季節を問わず安心してボイラー騙しを使えるようになりました。実は今回、愛機のECP3220J向けにこの裏技をネタ元の海外動画の手順から少しアレンジしたので、それも含めた詳細を次回「スチーミング法(詳細編)with 水抜きボイラー騙し」としてご紹介します♪
余談:本体暖機後のスチーム時にボイラー騙しの有効時間が減る問題は依然残っていますが、それでもこの裏技のおかげで十分に撹拌完了まで持っていけるようになりました。
次回、「スチーミング法(詳細編)with 水抜きボイラー騙し」へ続く
関連記事 【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~「ECP3220J ミルク・スチーミングの詳細すぎる手順解説」
【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~トラブル編~「ボイラー騙し、謎の強制無効化事件、発生」
【注意】当記事は2022年8月時点の原稿のため、現在の筆者の考えと一部異なります。参考程度にご覧ください。
(現在の筆者の考えに至るまでの経緯を把握しやすくするために敢えて過去の保留原稿をアップ中)
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この連載記事に向いている方
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- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
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~トラブル編~「ボイラー騙し、謎の強制無効化事件、発生」
2月頃(2022年)からECP3220Jに特化したミルク・スチーミング法の模索に明け暮れ、せっせと記事を書いては消しを繰り返していたら、いつの間にか季節はうららかな春。いや、気が付けばもう真夏(2022年8月)でした(滝汗)
懸案事項だったスチームノズルも交換できたし、満を持してマル秘スチーミング法を公開してやるぜぇと思った矢先!予想もしなかったトラブルに見舞われました。。。
ボイラー騙し(サーモスタット騙し)の裏技「謎の強制無効化」事件発生。

正確にはボイラー騙し発動中にも関わらず撹拌完了前の早い段階でスチームランプが点灯(※)してしまう原因不明の症状。ナシテ?・・・ドボジデ?
※それ以降、蒸気が作られなくなり、勢いが衰えて大抵は撹拌が不十分なままミルクが規定温度に達する
幾多の不毛な泥沼を切り抜けてきた筆者は直感的に察しましたね。これはおそらく史上最高難度の沼であると。案の定、何度やっても不動の再現性あり。やっとの思いで安定しかけたスチーミングが大粒の泡だらけの初期シャバシャバへと逆戻りです。。。(涙)

一向に改善の兆しが見えない中、もうミルク・スチーミングだけ別の機械を使うしか方法が残されていないというギリギリのところまで追い詰められた筆者。一応レベルで調べてみると抽出とスチームを別マシンで行っている人は意外と多いようで、すぐに候補が見つかりました。
ガスコンロ(IHも一部可?)を熱源にして、簡易のエスプレッソ抽出と本格スチーミングを行える電源不要の商品で、特にスチームの威力が並の(家庭用?)エスプレッソマシン以上らしいというクチコミ評価がなんともワンダホー。しかし、お値段も万単位という正にエスプレッソマシン並(汗)、思いつきでポチるには少々勇気がいります。。。
。。。さあ、迷った時は得意技「最後の悪あがき」の出番です(笑)

今回の「ボイラー騙し、謎の強制無効化」問題について正直やれることはやった気になっていましたが、人間、追い込まれると出てくるもんですね(笑)捻り出されたのは以下3つの検証の余地。
1.いつも購入している牛乳(=明治おいしい牛乳)の性質が変化した可能性
2.ミルクスチーミング無しでボイラー騙しが正常に機能するのかどうか
3.筆者のスタイルは先抽出の後スチーム(逆に言えば先スチームの時にどうなるのか)
1.については以前の記事でも触れましたが、乳脂肪率(又は含まれる成分)の違いによって僅かながら撹拌効率に差が出る(気がする)というもの。粘性が上がるので逆効果の気もしましたが念のため特濃ミルクで試したところ、やはり同じようにボイラー騙しの強制無効化が発生。大粒の泡とシャバシャバに変化はありませんでした。ちなみにスチーミングの練習でよく使われる洗剤入りの水道水で試しても結果は同じ。どうやら粘性の高低の問題ではないようです。
2.エスプレッソ抽出の後に空のジャグでボイラー騙しを試してみたところ、バルブを閉じるまでスチームランプが消えたまま蒸気が作られ続けることを確認(=ボイラー騙し自体は問題なく機能している!)
3.慣れとは恐ろしいもので、こんな基本的なことを試していませんでした。残念ながら先スチームでもボイラー騙しの強制無効化は起こりましたが、スチームランプの点灯までに時間的余裕が若干(5秒程度)ですが生まれるようです。
1と2を考え合わせると、ボイラー騙しはおそらく正常に機能しているが、液体をかませるとスチームランプが点灯するまでの時間を早める何かしらの因子が働くということになります。その正体を掴めれば解決への糸口が見えてきそうです。

3の検証で得られた「時間的余裕」を生み出す因子はおそらく後スチームと先スチームというスタイルの違いに潜んでいると思われます。その違いで挙げられるとすれば、エスプレッソマシンの暖機完了前か後かということ。エスプレッソマシンは電源投入後ボイラーから伝わる熱で本体内部の温度が上昇していくので、その温度が低いうちに行う先スチームの時に「時間的余裕」が生まれるたのだとしたら、この場合の因子は「熱」なのでしょうか?

そういえばまだ気温の低かった春先くらいまでは後スチームでも問題なくボイラー騙しが成功していたので、春以降、次第に暖かくなってきた気温の推移とボイラー騙しの強制無効化発生は時系列的にもある程度リンクします。寒い時期にはうまく騙せていたサーモスタットが本体・環境温度に影響され始めたという感じでしょうか。仮にそうだとすると、また寒くなるまで何ヶ月もボイラー騙しを封印(=我が家では実質カフェラテ・カプチーノ封印)しなければならないということ・・・!?(涙)

・・・いや、まだだ、まだ終わらんよ!
よくよく考えてみれば、上記2の検証時、後スチームでも空のジャグならボイラー騙し自体は機能していたので熱が因子の全てではないようにも思えます。検証1のように液体をかませた時だけスチームランプが早々と点灯するわけですから、、、
液体をかませた時だけ。。。( ゚д゚)ハッ!
もしかしてもう一つの因子って、いわゆる「圧力=蒸気圧」ってやつですか!?
丸っ切り想像ですが、ノズルから蒸気を噴出する圧力がジャグ内の液体の粘性に負け、高温の水蒸気がボイラーから効率よく出て行けないせいで次第にボイラー内温度が上昇してしまい、結果サーモスタットが(蒸気が満足に無くても?)スチーム準備完了と見なす=規定温度に達したと誤判定してしまっている、、、とか?(いやまあ、設計思想的には誤判定ではないのかもしれんけど)

そう考えると、ボイラー騙しが成功していた寒い時期は、仮にこれと同じ問題を抱えていたとしても、外気の冷たさからボイラー内の温度上昇が緩やかになり、サーモスタットの誤判定リミットまでに時間的余裕があるのと季節的にミルクの温度上昇も緩やかなので、スチーミングは元々圧力不足で非効率的ではあっても、じっくり細々と撹拌完了まで漕ぎ着けられていた・・・と思えば辻褄が合います。
とかなんとかザックリ原因の仮説を組み立てることは出来ましたが、問題は蒸気圧ですよ!安価な家庭用エスプレッソマシンに蒸気圧を上げる方法なんてあるんかいな!?今だってスチームランプ点灯ギリギリまで蒸気を溜めてからボイラー騙ししても速攻(10秒台)無効化発動してるやん。いやもう、これマジ手詰まりじゃね!?(発狂)
はい、終わったーーーーーーm9(^Д^)
次回、「真ボイラー騙し、爆誕」へ続く
関連記事 【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~「ECP3220J ミルク・スチーミングの詳細すぎる手順解説」
【日本最速レビュー】HiBREW G5【神機?】(コーヒー用 高性能 電動グラインダー)
【日本最速レビュー】HiBREW G5【神機?】(コーヒー用 高性能 電動グラインダー)
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この記事に向いていない方
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「HiBREW G5」日本最速(?)レビュー
本記事は未だエスプレッソの初心者であるはずの筆者が当ブログで語ったことのない知識をベースに話が進みますが、該当機種の日本最速レビューを目指す関係上、今後アップする予定の過去の書き溜め記事(2年近く沼った経験値が詰まってます)をすっ飛ばしてますので、この記事だけ筆者の経験値が謎に高いことをご容赦ください(笑)
--ここから本編--
どうやらクラウドファンディングで日本公式発売が近いみたいなので、輸入のリスクを取ったアリエク(Ali Express)購入組として、せっかくなので国内購入組の皆様に参考にして頂けるようHiBREW G5 日本最速?緊急レビューしときます。
まず、グラインダーを新調しようと思った理由として、愛機であるタイムモアの高性能ハンドミルSLIM Plusの挽き目調整に限界を感じていたことがあります。

エスプレッソの抽出は豆の状態に合わせてミクロン単位の挽き目調整が必要になりますが、SLIM Plusは挽きの性能は抜群ながら1クリック当たりの調整幅が広過ぎて、エスプレッソ用途では実質的に挽き目はほぼ固定でドーシング(豆の量)で調整するしかありませんでした。
そのため、理想を言えばクリック式ではない無段階の挽き目調整が可能なグラインダーを手に入れたかったわけなんですが、正直、その辺ど素人な筆者は何を選んで良いかサッパリ分かりません。
さあ、またも泥沼必至の情報収集の始まりです(笑)

ところで、タイムモアのSLIMはPlusになってからハンドミルによる極細挽きでは一時業界最速とも言われていましたが、いかんせん毎日のことで多少は腕が疲れます。まあ、せっかくなら電動グラインダーで楽しながら美味しいエスプレッソやカフェラテを飲めれば一挙両得ってなもんで、いそいそとリサーチ開始したわけですが、、、
電動グラインダー、似たような商品多くね!?

コニカル刃?フラット刃?40mm?64mm?83mm?RPM?
なんぞこれ?
いきなり訳わからん単語が山のように出てくるやん。。。
せや!YouTubeで「推し」の多いやつやったら、多分ええんちゃうか!?
知らんけど。
しかーし、YouTube界隈もなんかメーカーのプロモーション案件ばっかりでどの機種が本当に良いのか。。。James Hoffmann、Lance Hendrickなど、有名どころのYoutuberの推薦動画を総当りしてみても判断がつきません。

ただ調べまくって分かってきたのは、業務用だろうが家庭用だろうが、どれも一長一短で完璧な機種はほぼほぼ無いということ。
なら、完璧は捨てて最低限自分に必要な条件に絞っておけば、少なくとも大外れは無さそうってことで気持ちの切り替えをば。
【筆者の必要条件】は以下の通り。
・挽き目の無段階調整
・エスプレッソの極細引き対応(出来ればドリップまで一台で対応できると嬉しい)
・静電気少なめ(微粉まみれイヤン)
・リテンション(=粉残り)少なめ
・なるべくお安い価格帯でヨロ
幸い最初の「挽き目の無段階調整」の時点で多くの候補が外れてくれるわけですが、無段階という使い手のスキルを問う類のパラメーターゆえに、該当するのは10万以上するような業務用とか高級機種が多いんですよね。。。正直、予算的にキビチイ。
ええい、ある程度性能さえ良ければこの際出自は問わん!
アリエク神よ、我に力を~!
5分で見つかった!
ホントは2ヶ月沼った(涙)
晴れて、HiBREW G5様のお目見えです。
発売されてそんなに時間が経ってないのか当時(2023年9月)公式販売数1桁で、第一印象としては正直、怪しい。

しかし、紹介映像やスペック、僅かに見つかった海外レビューを見てみると、挽き目の無段階調整あり、エスプレッソより細いトルココーヒーからドリップまで対応、静電気防止(抑制?)機能あり、粉残り0.2%と、なんか嘘くさいほどに完璧!?
さらに、グラインダーでは高級機種にしか搭載されていない刃の回転速度の調整機能(400rpm又は500rpm)や、グラインド時の傾斜(垂直または15度傾斜)まで選べるというギミック付き。
いや~、なかなかどうしてメカ好きの男心をくすぐってくれるジャマイカ!
気になるお値段はアリエクのセール時期も相まって3万円アンダー。もちろんタイムモアSLIM Plusに比べるとお高いですが、近いスペックの電動ものが日本国内で5万円オーバーだったりするのを考えると、機能的にはもしかすると安いのかも。。。?
ちなみに、グラインダーの肝心要の「刃」については、コニカル式の40mm(ショップの説明画像には48mmとも書いてあったけど多分40mm?)とのこと。
高級機種に搭載されがちなフラット刃を選ぶべきか迷いましたが、複雑味の求められるエスプレッソには粉砕された豆の表面積が大きくなる(=良くも悪くも抽出要素が増える)コニカル刃が向いているということで、メインのエスプレッソ用途で考えた時にとりあえず方向性自体は問題ないかと。
プロ大絶賛のNiche Zeroもコニカルだったりしますし。
よーし、さっそくポチったったで!
いや~、最近のアリエク配送の速いこと。
10日くらいで速攻届いた!
でも、なんか外箱に大穴空いてるんですが、、、しっかり本体箱に貫通してもーてるし。。。どゆこと!?(怒)



ただ、そこはさすがHiBREW様。5cm級の極厚緩衝材で無傷。。。ちゃうやん。。。ちょっと傷いってるやん。(後日サポートが超丁寧に対応してくれました。感謝)



さて、気を取り直して開封の儀。

本体の想像以上にずっしりとした重量感と金属の塊感に思わずニンマリ。
これだけ重けりゃ稼働時に振動でズレたりもしないでしょう。

※電圧は日本国内の110V対応で問題なし。コンセントは互換性のある米国タイプを発注したので問題ないはずでしたが、運悪く三叉タイプだったので、たまたま家にあった変換プラグをかまして難を逃れました。


そして念願の初グラインド。いつもの豆16〜17gを投入し、まずは何も考えず適当なエスプレッソ対応挽き目ラインに合わせて傾斜なしでスイッチオン=回転数は低い方が粒度は整うと聞いていたのでボタン長押し=400rpm。
は、は、、、はやっ!!
挽き終わりまで、ものの10~15秒程度。

気になる静電気由来の粉受けカップの微粉へばりつきは思ったより少ない!
クランプ(粉の塊)はある時はありますね。どうせWDTで地ならしするので許容範囲内ですが。
ポルタフィルターに盛った時の微粉の印象はタイムモアSLIM Plusより少し多いかも?それがエスプレッソ抽出で良い方に転べばいいですが。。。果たして!


記念すべき初抽出、、、ぬおー、クレマもりもりで期待ボルテージMAX。。。でしたが、意外にもスーパーマイルドな味。。。だと?
少し挽き目設定が浅かった(=未抽出寄り)のもありますが、タイムモアに比べて、なんだか無難な味にまとまった感じ。
え、、、こんなものなの?

オーケー。まずは落ち着こう。
まだあわてるような時間じゃない。
調整できるパラメーターはまだまだあるではないか!
挽き目、ドーシング、回転数、傾斜、etc。
くどくど書くのもアレなので結論から言うと、挽き目を若干粗くして、ドーシングを増やし、回転数を上げて傾斜をつけると、以前のようなリッチな味わいに!
どうやら、電動グラインダーの回転数と傾斜はエスプレッソの味わいに大きく関わってそうです。詳しくは長くなりそうなので、またいつか別記事で書ければと思いますが、体感上の話をかいつまんで言うと、回転数が低いとある程度豆の粒度が揃う代わりに味の複雑味が減るということ。傾斜の有無は高速回転するコニカル刃への豆の侵入角度等の関係で豆粉砕の安定性に関わる、つまり、傾斜なしで安定する(=挽く精度が高い?)ことが味の意味で必ずしも正解ではないということ。


なるほど、コニカル刃の人気グラインダー各種を見ると傾斜ありで固定されてるものが多いですもんね。この辺は回転数と合わせて豆に合わせた使い分けが重要そうです。(傾斜があると重力補正でグラインダー内の粉残りが気持ち少なくなるメリットもあります)
さて、今回、HiBREW G5購入で一番良かったのが、やはり無段階の挽き目調整。
日々変化するコーヒー豆の状態や産地別の豆の特徴に合わせて即座に挽き目でダイヤルイン(=狙った味の設定にピタッと調整)できるだけでも、クリック調整式のハンドグラインダーとは雲泥の差があります。

ちなみに挽き目の幅は全体的にエスプレッソ寄りの細めで、ドリップ対応の目盛りに合わせてもまだまだ細いです。しかし、ここからがHiBREW G5の面白いところ。
ドリップ対応の目盛りを過ぎても、まだ回せます(笑)
つまり、幻の2周目が存在するということ。。。!?(昔のゲームか?)
本当に連動して粒度が上がっていくかはこの記事を書きながら再検証してますが、どうやら機能してますね。ただし2周目の目盛り21辺りが限界点らしく、それ以上はパーツ間の接点が離れて警告ランプが点滅する仕組みのようですのでオススメは出来なさそうです。
ともあれ、幅広い用途に使えるグラインダーであることは間違いなく、中級機として確実に満足度の高い商品と言えます。
強いて難点を挙げるとすれば、粉受けカップの口が細いためにベロー(粉残りを強制排出するポフポフ機構)を押した時に風圧でコーヒー粉が周辺に少し飛び散ることでしょうか。面倒臭いですが都度カップを持ち上げて粉の出口を覆いながらポフるか、本体の傾斜をつけて挽く場合は概ね問題ありません。
なお、HiBREW G5は使用者が触れる部分の構造がシンプルで分解・清掃等のメンテナンス性も高いです。うちではタイムモアSLIM Plus付属のブラシと、PC用のダストスプレーを使って最低週1でメンテしています。清潔なマシンで抽出するエスプレッソの味はやっぱり格別ですよね!
※書き忘れていましたが、リテンション(挽いた後の粉残り)は0.2パーセントとまではいきませんが、根気よくベローをポフポフすればかなりいい線行きそうな印象です。

あとは長持ちしてくれれば言うことなしです。
以上、取り急ぎのHiBREW G5のレビューでした。
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【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~「効果てきめん!スチームノズル交換の成功・失敗談」
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この連載記事に向いている方
- これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
- 長文でも読破してやるぜという意気込みの方
この連載記事に向いていない方
- ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
- 業務用マシンを使っている方
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~準備編~補足「効果てきめん!スチームノズル交換の成功・失敗談」
以前ご紹介した「結束バンドでお手軽スチームノズル改造」は正直画期的だったのですが、短いというウィークポイントはやはり不満として残ってまして。。。
足りない長さをカバーするためにノズルの理想的な角度とかを度外視してスチームワンドを強引に液面近くまで持ってくる必要があるので、毎度言いようのない敗北感に苛まれます。
どうにかならんものかと期待薄で調べて回っていると、不確定情報ながら「ある」じゃないですか!
「ECP3220Jに別モデルのノズルを装着できる説」
情報の中には本体を分解して業務用っぽいスチームワンドを取り付けられるというものもありましたが、ビビリの筆者には到底無理。
今回は手を出しやすそうな「ノズル先だけ交換する」プランで手を打つことにしました。
どうせ交換するならより高性能なものを!
深く考えずにそう思った筆者がほうぼう探して見つけてきたのがコチラ。デロンギ製品に装着できるらしい互換品で、ショップに問い合わせるとECP3220Jでも取り付けられるとのこと。ステンレス製で一つ穴タイプ。穴のサイズが1mmと小さく(今のデロンギは1.5~2mm弱はありそう)きめ細かな泡入れが可能という期待大な代物です。
中国発なので注文から2~3週間ほど待って到着しましたが、届いてアチャーと思いましたね。まず、ノズルを固定できません。装着先の根本のくぼみ部分に赤いラバーリングをかませて見た目だけはしっかり固定できるのですが、スチーム噴出とともにポーン( д ) ゚ ゚です。あいにく金属製のため結束バンドで固定も不可ですので、100均で防水加工&耐熱の針金を買ってきて無理くり固定成功。


しかしながら、肝心のスチームは穴のサイズが小さいせいか勢いが弱くなってしまいミルク液面が思ったように動いてくれません。更にスチーム完了時のノズル周りに焦げ付いたミルクのカスが付着してなかなか取れないオマケ付き。シリコン製のノズルってその点、優秀だったんですね。。。今回のステンレス製ノズルはゆっくりスチーミングして問題ない条件の整った人には良い商品かもしれません。
筆者が次に手を出したのが、デロンギ製・全自動エスプレッソマシンのマグニフィカS用のスチームノズルがECP3220Jに装着できるという説。互換品を中国から安く取り寄せることもできましたが、今回は失敗したくないので公式通販から正規品をゲット。
いやー、これは見事にハマりましたね!結束バンドは相変わらず必須ですが固定も問題なし。単純にノズルが長くなったこの成長感、最高です!(笑)

これでノズルの対地面、対マシンの角度も調整可能になったので、検証中のスチーミング・プロセス改善が一歩前進♪
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- 長文にどうしても耐えられない方
~準備編~補足「エスプレッソ抽出が先か、ミルクスチーミングが先か」
シングルボイラーを搭載する家庭用エスプレッソマシンでラテアートを作るとき、必ず選択を迫られるのが
(1)先にエスプレッソ抽出する派
(2)先にミルクスチーミングする派
のどちらに属するかという2択です。ネット界隈を見回してみると、やれクレマが消えるだのやれフォームが分離するだの両者それぞれ難しそうな主義主張があるようですが、当ブログとしてはともかくも前者推しでいきます。そう考える理由はいかにも素人発想ですが単純にして明快。
後でスチーミングした方がコーヒーケーキ(抽出粕)を作る手間を省けるから。
デロンギ製の家庭用エスプレッソマシンだけなのかどうか比較対象がないので分かりませんが、エスプレッソ抽出のみを行った場合、それだけでは抽出粕がケーキにならずベチャベチャのままなんですよね。そこからわざわざスチームモードに切り替えて、数十秒後に緑ランプが点灯してやっとカチカチになるという塩梅で非常にめんどくさいです。その点、スチーミング後なら間を置かずにケーキを排出できるので時間にして1分は短縮できます。人によっては毎日のことでしょうから例え僅かでも疎かには出来ません。
加えて、スチーミングを先にした場合、やはりスチームミルクとフォームミルクの分離はかなり痛手です。この記事を書きながら試しにやってみましたが、スチーム後にバタバタでエスプレッソを抽出して、結果1~2分程度ミルクを放置しただけでも注ぎの時には先にしゃばしゃばミルクだけが落ちていき、後半に残ったフォームの塊がドバーッと液面に乗っかるという。その様は正直見るに耐えません。そもそもミルクの出来栄えがラテアートの完成度を大きく左右することは先人達が語り尽くしてきたこと。少なくとも家庭用マシンでは素直にミルク重視の路線でいきたいと思います。
※先スチームの方がラテアートのコントラストが改善するという情報もありましたが、確かにその傾向はあるようです。うちでは淹れたてエスプレッソのクレマが分厚くて慣れないですが(汗)