どろぬま珈琲 マル秘メモ

完全初心者が家庭用エスプレッソマシンでラテアートを習得するための備忘録

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~番外編~「ちょ、待てよ。Youtubeとか見たらプロは家庭用マシンでもっとサラッとやってね?」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ

完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)

この連載記事に向いている方

  • これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
  • すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
  • デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
  • 長文でも読破してやるぜという意気込みの方

この連載記事に向いていない方

  • ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
  • 業務用マシンを使っている方
  • 長文にどうしても耐えられない方

~番外編~「ちょ、待てよ。Youtubeとか見たらプロは家庭用マシンでもっとサラッとやってね?」

はい、確かに仰る通り。その辺は完全初心者の筆者には推し量ることすらままならないブラックボックス部分です。

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失礼を承知で想像の範囲で言うなら、

 

思考放棄 → 「ネットの先人たちはスキルの次元が違うバケモノぞろい」

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もしかしたら → 「出来る人は初心者と違ってゴールから逆算しているので多少の制約を根性で乗り越えている」

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まさかね → 「うまく出来ているようで実際はそうでもない」(失礼すぎやろ!)

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どれも全く具体性の無い発想でアレですが、ひとつだけ言えるのは、自分のような初心者からしたら皆さん凄い人たちばかりなのは間違いないということ!

 

様々な知識と経験を与えてくれた先人の皆さんに尊敬の念を込めて、このダラダラとした駄記事シリーズを締めくくりたいと思います!ではまた。

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第20回(完)「【まとめ】家庭用マシンでクリーミーなミルクスチーム」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ

完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)

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  • これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
  • すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
  • デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
  • 長文でも読破してやるぜという意気込みの方

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~準備編~第20回「【まとめ】家庭用マシンでクリーミーなミルクスチーム」

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前回に続いてミルクスチームのまとめです。

 

■筆者のミルクスチーム関連機材一覧(スチームに使用する順番で表記)

デロンギ社製エスプレッソマシン(ECP3220J)
・ミルクジャグ(プロも使っているらしいAmazon購入のもの)
・乳脂肪分3.5以上の(成分無調整)牛乳 ※機材じゃありませんが一応
・ドリテック社のデジタル温度計(O-264 WT)※必要に応じて
・蒸気および水分受け(筆者はハリオ製のミルクフォーマーCQT-45BR付属のカップが便利なので愛用中)

 

■筆者のミルクスチーム手順

  1. エスプレッソマシンのスイッチをスチームに切り替える
  2. 緑ランプ点灯を待っている間に冷やしておいた牛乳やミルクジャグを冷蔵庫から出しておく
  3. 緑ランプが点灯したらバルブを開放して大きめのカップか何かに蒸気ごとノズル内の水分を全部排出する
  4. 緑ランプが消灯したらバルブを閉める
  5. (室温や本体温度にもよると思いますが)10〜15秒程度で緑ランプが再点灯してしまうので、その前にミルクジャグにノズルを入れバルブを開放する
    ※ここでスチーム完了までに緑ランプが点灯してしまったら失敗です(=バルブ開放のタイミングが遅かった)。バルブ開放の頃合いは本体から「シュルシュル音」が聞こえ始めた辺りです。
  6. 安心してミルクスチームを滞りなく完了する

※5と6に関しては別記事で詳しくお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

次回「番外編(ちょ、待てよ。Youtubeとか見たらプロは家庭用マシンでもっとサラッとやってね?)」へ続く・・・

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第19回「【まとめ】家庭用マシンでトロトロ濃厚エスプレッソ」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ

完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)

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~準備編~第19回「【まとめ】家庭用マシンでトロトロ濃厚エスプレッソ」

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さあ、これまでの記事を数えてみたら軽く25000字近い論文級の長さのこの駄文たちですが、それは、

 

「手っ取り早くトロトロ濃厚エスプレッソとふわふわクリーミーなカフェラテ・カプチーノを家で気軽に飲みたいだけなんじゃ、ボケェ!」

 

という自らの魂の叫びに反する、まさにあるまじき所業でしたので、時短で概要だけ読みたい方のためにトピックを簡単にまとめたいと思います。ちょっと補足もあるかも。

 

■筆者の抽出機材一覧(抽出に使用する順番で表記)

デロンギ社製エスプレッソマシン(ECP3220J)
・謎のデジタルスケール(0.01g単位)
・タイムモア社製ハンドミル(SLIM / SLIM plus)
・謎のタンパーマット
・NEOUZA印のボトムレス・フィルター(51mm用・付属フィルターは18g)
・NEOUZA印のドーシング・リング(51mm用)
・NEOUZA印のディストリビューター兼タンパー(51mm用)
・お湯受け(筆者はハリオ製のミルクフォーマーCQT-45BR付属のカップが便利なので愛用中)
IKEAカップ&ソーサー(ヴァルダーゲン)
・コーヒーの残滓受け(100均等のプラスチックケース)
・謎のノッキングボックス
・抽出口の掃除用具(NEOUZAのボトムレス・フィルターのオマケ品)

 

■筆者の抽出手順

  1. エスプレッソマシンの電源をオンにする(本体を温めておく)
  2. ハンドミルをデジタルスケールに乗せてコーヒー豆を計量(フィルター18gを基準に豆の状態を見て微増または微減)
  3. ハンドミルでコーヒー豆を挽く(SLIMでクリック9、SLIM plusでクリック7)
  4. ドーシング・リングを乗せたボトムレス・フィルターに挽いた豆の粉を入れる
  5. リングの内周に沿って円を描くように親指などでグニグニと粉を押し込んでおく(真ん中はお好みで盛り土のように?)
  6. ドーシング・リングを外してボトムレス・フィルターを床と水平な面に接地し、ディストリビューターをはめて重力に任せる感覚で数回転させる
  7. ディストリビューターをひっくり返してタンパーとして地面と水平方向に豆の粉を手のひらなどでグッと押し込む
  8. エスプレッソマシンの抽出可能ランプが緑になっていることを確認し、一度お湯出ししておく(この時、緑ランプが消えたら再点灯後に再度お湯だしがいいかもしれません)
  9. ボトムレス・フィルターを本体に装着し、抽出口の下にデジタルスケールを置いてその上にカップを乗せる
  10. 念のため緑ランプが点灯中なのを視認してからスイッチを抽出に切り替える
  11. 必要量(筆者の場合は20〜40cc程度で豆に合わせています)を抽出する
    ※この時、チャネリングやゴールドストリーム、スプラッシュ、複数のストリームなど抽出時のトラブルが出た場合は3〜7番の工程を見直す
  12. 濃厚トロトロエスプレッソの完成
  13. スイッチをスチームに切り換え、抽出後のコーヒー粕がクッキーになった頃合いを見計らってノッキングボックスにポン!
  14. 抽出口に残ったコーヒー粉をブラッシング清掃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「準備編・第20回(【まとめ】家庭用マシンでクリーミーなミルクスチーム)」へ続く・・・

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第18回「【悲報】ここで初めてラテアートの「準備完了」です。」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ

完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)

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~準備編~第18回「【悲報】ここで初めてラテアートの「準備完了」です。」

ここまで連載記事を読んでくださった皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!

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そしてある意味残念でした!

 

これだけ苦労してきたのに、たどり着けたのはあくまでラテアートをするための準備段階に過ぎません。一番楽しいであろうミルク注ぎの部分は未だ全くのゼロベース

 

しかし、数え切れないほど注ぎ始めの不毛な失敗を繰り返してきた筆者からすれば、この準備が整った状態で始めるラテアートは、いわゆる未経験の完全初心者さんたちがイメージする「きっとこんな感じで注いでアートするんだろうな〜♪」により近い感覚を抱かせてくれるはずです。ぜひ一緒に楽しんでいきましょう♪

 

次回「準備編・第19回(【まとめ】家庭用マシンでトロトロ濃厚エスプレッソ)」へ続く・・・

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第17回「【改善8・効果絶大】スチーム手順に往年の裏技導入~蒸気は何度でも甦るさ~」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ


完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)

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~準備編~第17回「【改善8・効果絶大】スチーム手順に往年の裏技導入~蒸気は何度でも甦るさ~」

あと少し、本当にあと少しのところでミルクスチームの課題をクリアできるところまで来ていた(かもしれない)のに現実とは残酷なものです。

 

これまでのトラブルシューティングによってコーヒーの様々な部分に強いこだわりを持つようになってしまった自分にとって直前のゴール消失は非常に手痛いものでした。このダメージを癒す最終手段として本体の買い替えという選択肢もなくはなかったのですが、これが最後ならもうひと足掻きも悪くないかと残された僅かなモチベーションを振り絞ってこのボイラー問題の対策を調べることにしました。すると・・・

 

5 秒 で 見 つ か っ た !

 

もうね、世紀の発明インターネット万歳ですよ!まさか10年以上も前の記事に解決法が載っていようとは・・・(涙)

 

その方法とは家庭用エスプレッソマシンを使うその筋の方たちにとって昔から必須知識とさえ認識されているもののようでした。自分のような「にわか」が簡単にたどり着けなかったのも無理はありません。

 

気になるその方法とは、一般(マニア?)に「ボイラー騙し」(別名:サーモ騙し、サーモスタット騙し)と呼ばれているマル秘テクニックです。

 

前項(16)でご紹介した出先から直帰しちゃうシングルボイラー君ですが、どうやら完全に帰宅してしまう前に上司から電話で残業指令が出されればイヤイヤ(かどうかは知りませんが)カチッと最後までこなしてくれる意外と社畜向きな性格だったことが分かりました(笑)

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回りくどい表現はこれくらいにして正確に言いますと、このタイプのシングルボイラーがすぐに息切れしてしまうのは、スチームOKの緑ランプが点灯した時点でボイラーが蒸気を溜める動作を止めてしまう(これ自体は正常な機能だと思います)ので、バルブ開放をしたら後は蒸気をただ使い切るだけ(家庭用はボイラー容量が少ない[※]のでこっちの方が問題)という流れだからです。

※型番の近い海外モデルECP3420はボイラー容量180mlという情報があるため、その程度と予想されます。

 

ボイラー騙しのテクニックではその欠点を逆手に取ります。スチームOKの緑ランプが点灯する直前にバルブを開放することでタンク内にある程度は溜まった蒸気を先行消費しつつ、(主従はどちらか分かりませんが)ランプと連動しているセンサーの機能でスチームの充填が未完了と判定してしまうボイラーが「まだ蒸気を溜めなきゃ」と騙されながら最後まで蒸気を作りながら動作するというのです。バルブ開放前にモタついて緑ランプを点灯させてしまわない限りノズルからは勢いが衰えないまま蒸気が出続けるというカラクリです。

 

そしてお待ちかね・・・最後の難関として立ちはだかっていた課題「ミルクスチームの安定化」もこのボイラー騙しテクニック無事にクリアできました!ヤッフー!

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ついに実現!泡粒の見えないレベルのクリーミーなスチームミルク

ふはは、蒸気は何度でも蘇るさ!それだけで今までの失敗続きがまるでウソのような、泡粒を視認できないレベルのきめ細かなスチームミルクがこうも簡単に作れてしまうなんて!もはや感動を超えた悶絶ものです!

 

いや〜この予想外の裏技の存在を知った時は鼻血が出るほど興奮しましたね!!見つけてくれた先人たちに心から感謝!このテクニックがあるということそれ自体がもうナメック星で孫悟空が駆け付けてくれた時くらいの頼もしさです(だから歳がバレるって!)

※サーモ騙しはメーカー推奨外の使用法とも思われますので念のため自己責任で。

 

ただし!この裏技を使えない機種も残念ながら存在するようです。それはサーモブロックという方式を採用したボイラーを搭載する一部の機種。思わず冷や汗を拭ってしまったのは当初予算オーバーで購入を見送ったデディカ(EC680M)がどうやらそれに該当しているらしいのです。いや〜危なかった!予算が少なくて良かった(恥)

 

とは言え、同機種でラテアートされている方は確実にいらっしゃるようですので、筆者のスキルレベル(低)ではこの機種がラテアートに完全に不向きとは断言できません。きっと何かしらコツのようなものがあるのかも。それはまた別のお話・・・ということで。

 

次回「準備編・第18回(【悲報】ここで初めてラテアートの「準備完了」です。)」へ続く・・・

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第16回「敵は己の中に在り後編。ラスボス:ボイラー(サーモスタット)」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ


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~準備編~第16回「敵は己の中に在り後編。ラスボス:ボイラー(サーモスタット)」

ついにご対面!ラスボス様のご登場です。

 

トピックだけ見てもなんのこっちゃという感じですが、実はこのラスボス様が長年家庭用エスプレッソマシン界の(ハードではなくソフト的な)トラブル誘発の総元締めをしてこられ、未だに現役でいらっしゃるということなんです。

 

なるほど、さっぱり分からん!というツッコミありがとうございます。

 

どういうことかと申しますと、まず業務用マシンと家庭用マシンって何が違うの?というお話からになるのですが、一つの大きな違いはエスプレッソの抽出ミルクスチーム同時に行えるかどうかという点にあります。そこに関わってくるのがシングルボイラーかマルチボイラーかという仕様面の差になるのですが、家庭用には価格帯の面から当然のようにシングルボイラーが搭載されています(業務用でシングルボイラーのものもあるそうです)。

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マルチボイラーを搭載した業務用エスプレッソマシンのイメージ

さて、ここでまず問題となるのはそのスチームに関わる性能面です。通常、エスプレッソマシンのスチームOKの緑ランプが点灯してからバルブをひねってミルクスチームを開始するわけですが、緑ランプが点灯するまでせっせと溜めておかれた蒸気って家庭用ではボイラー容量が少ないために実はあっという間に使い切ってしまうようなんですよね。

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いくらスチームの精度をあげようと頑張っても、スチーム途中でタンク内部の残が少なくなって、どうやっても息切れ現象が発生してしまうという半ばトラブル(=高確率の失敗)が運命付けられた仕様だったんです。もうね、レベル上げ途中で物理・魔法攻撃どっちも無効のラスボスにばったり出会ってしまったような最悪の気分ですよ。正直こんなん勝てる気しまへん(涙)

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逃げるコマンドも効かなそうな無敵のラスボス様登場・・・

それだけでもしんどいところに追い討ちを掛けるようですが、デロンギ製ECP3220Jを含む家庭用マシン(の一部?)に搭載されているシングルボイラーさんって言うなれば個人の仕事を終えたらそそくさと帰ってしまうタイプの人でして、全体のチームプレイを重視しないと言いますか、お湯を沸かして決められた温度に達したらストップし、スチームのための蒸気が溜まってもストップ。ある意味、確実に仕様を守るスマートなお方と言えなくもありません。

 

つまり、スチームにおいては蒸気を溜める仕事さえ済ませたらその後のチーミングが順調であろうがなかろうが(蒸気を使い切られるまで)御構い無しに沈黙※を決め込みます。外営業で先輩と出先に居ようが定時になったら無言で直帰してしまう無敵社員ようなもんです。

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※語弊のある書き方だったので補足。沈黙を決め込んでいても、蒸気を使い切った後は再度蒸気を作る動作に戻ります。しかし、一度息切れしてしまうと攪拌に必要な勢いを取り戻す前にミルク温度の方が先に期待値に達してしまい、大きめの泡を潰しきれないまま中断せざるを得なくなります。

 

・・・もうね、ため息が止まりません。これは改造がどうこうで片付けられる範囲を逸脱してしまってます。「仕様です」は最強のクレーム潰しとはホントよく言ったものですね(涙)

 

真実を知ったその瞬間、絶望と共に目の前の事実を受け入れるしかないやるせなさが少しずつ自分を黒く塗り潰していくのが分かりました(もうやめて!とっくに筆者のHPはゼロよ!)。

 

次回「準備編・第17回(【改善8・効果絶大】スチーム手順に往年の裏技導入~蒸気は何度でも甦るさ~)」へ続く・・・

【連載記事】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~第15回「【改善7・効果大】ミルクジャグ変更」【全20回】 - どろぬま珈琲 マル秘メモ

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~準備編~第15回「【改善7・効果大】ミルクジャグ変更」

さあ、試行錯誤の泥沼物語もいよいよ大詰め。今度は灯台下暗しな見落としにメスを入れます。ミルクジャグ(ミルクピッチャー)です。

 

ところで自分はAmazon信者の一人として商品検索時に表示されるAmazon’s Choiceマークには(特に時間が限られている時は)絶大な信頼を置いています。今回、手に入れたミルクジャグはそれこそ商品としては高品質でなおかつ安価非の打ち所がないと言っても差し支えありません。ただ一点を除いて。それは利用者個人の環境です。

 

誤解のないように申し添えますと当然商品のせいではありません。次の項目から詳細をお伝えしますが、問題となるのはミルクジャグ(の大きさ)と密接に関係しているスチームの出力ノズルの長さ。当初、何も考えずに14オンス(約400cc)のミルクジャグを導入してしまったことによって、それらの要素が家庭用エスプレッソマシンの弱みとしてより前面に出てしまったのです。

 

どういうことかを説明すると、まずデロンギ社製ほかの普及している家庭用エスプレッソマシンに備え付けられたミルクフローサーは業務用のものに比べて短いものが中心です。且つスチームの出力も大して強くない(らしいです)し、クチコミでは「すぐ息切れする」と揶揄もされています。そして、それらがもたらすミルクジャグ絡みの弊害が以下の通り。

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業務用のミルクフローサーは長いっ!羨ましい!

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それに比べ家庭用のしかも改造後ノズルなんてめっぽう短い!

 

・大きめのミルクジャグではミルク液面が低くなりノズルが届きにくい

 →じゃあミルクを必要量より多く入れれば?=息切れスチームではミルク容量が多いほど満足に攪拌できないし何よりエコじゃない

 →ノズルやジャグを傾けるなどして無理くり泡入れとかすれば?=毎回うまく泡入れ&攪拌できるポイントが見つかればいいが安定性に疑問が残る
 →仮にノズルが届いても噴出されるスチームから底面までの距離も短いためミルク全体の温度が早く上がってしまい、攪拌の時間が足りなくなる

 

以上を小さめのミルクジャグで置き換えると、

 

・小さなミルクジャグは(径も小さいことが多く)液面が比較的高いのでノズルが届きやすい

 →ミルクは必要量入れるだけで良い=小量のミルクなら息切れスチームでも満足に攪拌できる!?★

 →ノズルを適切な角度でジャグに入れて理想的な泡入れを目指せる=(高い液面のおかげで)噴出されるスチームから底面までの距離に比較的余裕があるので緩やかな温度上昇の中、攪拌に(十分な?)時間を割ける

 

いかがでしょうか?ネットの先人たちが解説ページ等で家庭用エスプレッソマシンには取り急ぎ12オンス(約350cc)のミルクジャグを薦めている理由をご理解いただけるでしょうか?

 

自分はこれに気が付けずに1年半は迷走してしまいました(汗)いつものAmazonで買えば千円台で良いものがいつでも手に入るのにです(涙)

 

涙で枕を濡らしながら新たにポチったのはどこかのサイトでプロも使っていると書かれていたKLFというショップのもの(Amazon)。先輩ジャグと並べてみるとその小ささは一目瞭然ですね。コスパも最高!

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旧ジャグも良い商品ですが、新ミルクジャグは小回りがきいて最高!

 

効果のほどは思わず笑ってしまうほど明らかでした。ミルクデロンギ製品の(改造後の)短いノズルでも十分に届く高さまで液面が上がっています。何より泡入れ〜攪拌の流れが今までのジャグとは根本的に違うんですよね。うまく言えないのですが、蒸気の勢いに対するミルクの応答性が高いと言うか、より狭い空間の中でミルクが以前より良い意味で暴れてくれているという印象で攪拌にはうってつけです。想像以上の好感触!

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少し分かりにくいですが、新ジャグでは明らかに液面下に届いてます!

 

ここまで来ればミルクスチームの安定化問題も解決か!?(やったか!?は大体失敗のフラグですよね)と思われましたが、鋭い読者の方はお気づきでしょう。さりげなく書き残した謎の★印が全く触れられていないことに。そう、思わせぶりな書き方の理由はそこが今回の記事の核心部分であり、多くの利用者はその存在にすら気がついていないであろう大きな闇(大魔王的な)が、実はミルクスチーム問題解決の鍵を握っていたのです。

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大魔王的な・・・何かが!?

 

次回「準備編・第16回(敵は己の中に在り後編。ラスボス:ボイラー(サーモスタット)」へ続く・・・

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