【補足】家庭用エスプレッソマシンでラテアートへの道~準備編~「エスプレッソ抽出が先か、ミルクスチーミングが先か」
完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この記事に向いている方
- これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
- 長文でも読破してやるぜという意気込みの方
この記事に向いていない方
- ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
- 業務用マシンを使っている方
- 長文にどうしても耐えられない方
~準備編~補足「エスプレッソ抽出が先か、ミルクスチーミングが先か」
シングルボイラーを搭載する家庭用エスプレッソマシンでラテアートを作るとき、必ず選択を迫られるのが
(1)先にエスプレッソ抽出する派
(2)先にミルクスチーミングする派
のどちらに属するかという2択です。ネット界隈を見回してみると、やれクレマが消えるだのやれフォームが分離するだの両者それぞれ難しそうな主義主張があるようですが、当ブログとしてはともかくも前者推しでいきます。そう考える理由はいかにも素人発想ですが単純にして明快。
後でスチーミングした方がコーヒーケーキ(抽出粕)を作る手間を省けるから。
デロンギ製の家庭用エスプレッソマシンだけなのかどうか比較対象がないので分かりませんが、エスプレッソ抽出のみを行った場合、それだけでは抽出粕がケーキにならずベチャベチャのままなんですよね。そこからわざわざスチームモードに切り替えて、数十秒後に緑ランプが点灯してやっとカチカチになるという塩梅で非常にめんどくさいです。その点、スチーミング後なら間を置かずにケーキを排出できるので時間にして1分は短縮できます。人によっては毎日のことでしょうから例え僅かでも疎かには出来ません。
加えて、スチーミングを先した場合、やはりスチームミルクとフォームミルクの分離はかなり痛手です。この記事を書きながら試しにやってみましたが、スチーム後にバタバタでエスプレッソを抽出して、結果1~2分程度ミルクを放置しただけでも注ぎの時には先にしゃばしゃばミルクだけが落ちていき、後半に残ったフォームの塊がドバーッと液面に乗っかるという。その様は正直見るに耐えません。そもそもミルクの出来栄えがラテアートの完成度を大きく左右することは先人達が語り尽くしてきたこと。少なくとも家庭用マシンでは素直にミルク重視の路線でいきたいと思います。
※先スチームの方がラテアートのコントラストが改善するという情報もありましたが、確かにその傾向はあるようです。うちでは淹れたてエスプレッソのクレマが分厚くて慣れないですが(汗)