完全初心者が家庭用マシンでラテアート向けの泡粒の見えないレベルでクリーミーなフォームミルクを作れるようになったマル秘テクニックと全使用機材公開(全20回)
この連載記事に向いている方
- これから家庭用エスプレッソマシンを購入してラテアートもしてみたい予備軍の方
- すでに家庭用マシンは購入済みでどうしてもスチームミルクをうまく作れない方
- デロンギ社製のエスプレッソマシン(特にECP3220J系)に興味のある方および所有者
- 長文でも読破してやるぜという意気込みの方
この連載記事に向いていない方
- ラテアートの注ぎの技術を学びたい方
- 業務用マシンを使っている方
- 長文にどうしても耐えられない方
~準備編~第10回「【改善2・効果小~中】豆の種類や焙煎度合いごとの抽出量の適正化」
ボトムレス・フィルターが思いがけず教えてくれたエスプレッソの厳しくも正しい抽出法は、今までコーヒー豆という物に対して大雑把すぎるアプローチをしてきた自分を見直す好機となりました。
例えば、この豆は深炒りだからこのフィルターでは何グラム使って何cc抽出するべきか・・・今までは考えもしなかった思索が良くも悪くもエスプレッソを作る上での必須条件になってしまいました。そうしなければ大なり小なりボトムレス・デビュー当時の洗礼をまた浴びてしまうからです。
面倒と言えば面倒なのですが、以前よりもコーヒー豆を理解しようとする愛着のような感情か芽生え、同時に自分の中で育ってきている感覚もあります。曲がりなりにも苦労して環境を整えてきたおかげで、コーヒー豆が自分のアプローチに素直に反応してくれるようになってきたことが大きいかもしれません。
ここのトピックにある「抽出量の適正化」とは豆本来の美味しさを目指すことはもちろん、ラテアートをする上ではアート前に障害となり得る(抽出が適切でないために起こってしまう)不確定要素をいかに減らせるかという保険的な意味もあるのではないかと思います。
純正のポルタフィルターでは見えなかった抽出時のトラブル(例の4つ他)がボトムレス・フィルターで視覚化されたことにより、適切な抽出手順が必須化され、結果として豆に対する意識レベルの底上げがなされたおかげで、直接的ではないかもしれませんが作り手側にエスプレッソ及びラテアート作成時のクオリティの礎のようなものが築かれたというわけです。そういう意味で効果は多少あったのかなと。なんか分かりにくいですね(汗)
(なんかここの話やたら堅ぇな・・・)
次回「準備編・第11回(【改善3・効果小】カップの見直し)」へ続く・・・